7月 12th, 2021年

五所川原立佞武多新作「暫」(しばらく)完成!!!

2021年7月12日

皆さま、こんにちは!

おゆきです。

 

昨今、胸を痛めるニュースばかりですが・・

しばらくぶりに明るいニュースです!

五所川原立佞武多、新作『暫(しばらく)』

完成しました!

もうすでに、TwitterとFacebookではお伝えしていますが、組立の様子をお伝えします。

台座、胴体と組み立てが終わり、あとは頭の部分を組み立てすると完成という7月9日。

 

 

たくさんのマスメディアの方も集まり、今か今かと組み立て開始を待ちます。

「大きいね~」「すごいね~」キャッキャキャッキャと可愛い子どもたちの声が💗

初めての大型立佞武多を間近に見て、歓喜の声を上げていました。

しかも新作が出来上がる前の貴重な場面。

大きくなったとき、この時を覚えていてくれるでしょうか。

後にいいタイミングに観覧したということを知るでしょう。

 

さあ!いよいよ頭部分がクレーンで引き上げられます!

 

 

別の角度から。

立佞武多の胴体の上では、働く男達が待ちます。

 

地上から離れました! 頭部分が浮いています!

 

 

胴体とあと少しで並ぶところまで持ち上がった!

 

「オーライ!〇△×%#$!」声が飛び交う中、位置を確認しながら引きよせます!

 

 

いよいよ!

 

合体の時が!

 

くっつくか・・・!

 

ピッタリ!合体!

 

 

五所川原立佞武多「暫(しばらく)」誕生!

 

 

いや~良かった!

通常1年のところ、コロナ禍のご時世により、2年の月日で完成した立佞武多「暫」。

どんな思いだったのか、制作者 鶴谷昭法さんに聞きました。

 

「暫」は制作6代目。今まで作ったことがない歌舞伎の題材に挑戦したが、なかなかいい出来。

原作に忠実に作った顔を一番見てもらいたい。制作期間2年に及んだが・・という記者の質問には、

最後まで作ることが出来るか正直不安もあったが、線のズレなどいつもより丁寧につくれるという利点もあった。

と完成に満足気でした♪

 

最後に、この立佞武多に込められた意味をお伝えします!

令和2年度五所川原立佞武多 題名『暫』(しばらく)

 歌舞伎十八番の一つに数えられる演目「暫」。

 横暴な公卿(くげ)の清原武衛(きよはらのたけひら)が、自らに反対する善良な加茂次郎義綱(かもじろうよしつな)らを捕え、処刑しようとしたその時、鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)が、「しばらく〜」の一声で現れ、超人的な活躍で助け出し、公卿(くげ)とその家来(けらい)たちの悪事を暴き大見得(おおみえ)を切る場面。

 江戸時代の初代市川團十郎以来、代々演じられてきた「荒事」を表現した。

 東京オリンピック・パラリンピック開催の活況の中、世界に向け、五所川原立佞武多、そして日本の伝統文化をアピールする。

 制作者  鶴谷 昭法(つるや あきのり)

 

 

壮大な新作立佞武多、ぜひ観にきてくださいね~

せばね(^^)/

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