五所川原立佞武多新作「暫」(しばらく)完成!!!
皆さま、こんにちは!
おゆきです。
昨今、胸を痛めるニュースばかりですが・・
しばらくぶりに明るいニュースです!
五所川原立佞武多、新作『暫(しばらく)』
完成しました!
もうすでに、TwitterとFacebookではお伝えしていますが、組立の様子をお伝えします。
台座、胴体と組み立てが終わり、あとは頭の部分を組み立てすると完成という7月9日。
たくさんのマスメディアの方も集まり、今か今かと組み立て開始を待ちます。
「大きいね~」「すごいね~」キャッキャキャッキャと可愛い子どもたちの声が💗
初めての大型立佞武多を間近に見て、歓喜の声を上げていました。
しかも新作が出来上がる前の貴重な場面。
大きくなったとき、この時を覚えていてくれるでしょうか。
後にいいタイミングに観覧したということを知るでしょう。
さあ!いよいよ頭部分がクレーンで引き上げられます!
別の角度から。
立佞武多の胴体の上では、働く男達が待ちます。
地上から離れました! 頭部分が浮いています!
胴体とあと少しで並ぶところまで持ち上がった!
「オーライ!〇△×%#$!」声が飛び交う中、位置を確認しながら引きよせます!
いよいよ!
合体の時が!
くっつくか・・・!
ピッタリ!合体!
五所川原立佞武多「暫(しばらく)」誕生!
いや~良かった!
通常1年のところ、コロナ禍のご時世により、2年の月日で完成した立佞武多「暫」。
どんな思いだったのか、制作者 鶴谷昭法さんに聞きました。
「暫」は制作6代目。今まで作ったことがない歌舞伎の題材に挑戦したが、なかなかいい出来。
原作に忠実に作った顔を一番見てもらいたい。制作期間2年に及んだが・・という記者の質問には、
最後まで作ることが出来るか正直不安もあったが、線のズレなどいつもより丁寧につくれるという利点もあった。
と完成に満足気でした♪
最後に、この立佞武多に込められた意味をお伝えします!
令和2年度五所川原立佞武多 題名『暫』(しばらく)
歌舞伎十八番の一つに数えられる演目「暫」。
横暴な公卿(くげ)の清原武衛(きよはらのたけひら)が、自らに反対する善良な加茂次郎義綱(かもじろうよしつな)らを捕え、処刑しようとしたその時、鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)が、「しばらく〜」の一声で現れ、超人的な活躍で助け出し、公卿(くげ)とその家来(けらい)たちの悪事を暴き大見得(おおみえ)を切る場面。
江戸時代の初代市川團十郎以来、代々演じられてきた「荒事」を表現した。
東京オリンピック・パラリンピック開催の活況の中、世界に向け、五所川原立佞武多、そして日本の伝統文化をアピールする。
制作者 鶴谷 昭法(つるや あきのり)
壮大な新作立佞武多、ぜひ観にきてくださいね~
せばね(^^)/