「みちのく松陰道」と津軽森林鉄道軌道跡【ブログ】
たがめです!
今日は皆さん「母の日」ですね!
私は既に母にプリティな靴下を沢山プレゼントしました!
実用的なものが良いかなと思いまして。
エプロンも良いかなと思いましたが
以前プレゼントした時に
「コレってもっと働けってこと!?(笑)」
と冗談を交えつつも受け取ってもらった覚えがあります。
「靴下」といえば…
今日の私の靴下は…へっへっへ…
じゃーーーん!
きかんしゃトーマス!
こよなくトーマスを愛す私(笑)
そして今日のブログの内容は…!
私昨日みっちょん氏と一緒に
行ってきたんです。
何をしに?
行ってしまえば「山登り」なのですが
もちろんただの山登りではありません!
何と「日本三大美林青森ひば林と近代化遺産森林鉄道軌道跡トレッキング」
というもののモニターツアーに参加してきたんです。
津軽半島には明治42年から昭和42年まで「津軽森林鉄道」というものがありました。
これは日本で初めて出来た森林鉄道で、
多かった時で総延長320㎞というこの長さも日本一長い森林鉄道がココ津軽半島にあったのです。
それは津軽半島のほとんどが良質な青森ひばが沢山あり、
その青森ヒバと明治以降は森林鉄道によって山出しされ、
津軽半島はとても林業が盛んな地域でした。
私たちは、その時活躍していた津軽森林鉄道の軌道跡として最も最長の距離を誇る
「小泊海岸林道片刈石支線」軌道跡を巡るコースをトレッキングしてきたんです。
その名も「奥津軽トレイル」。
このコースは時間が5時間で約9㎞の道のり、そして最高標高が374mのコース。
中泊町小泊地区日本海側から算用師峠(さんようしとうげ)という峠を越えて外ヶ浜町三厩(みんまや)の津軽海峡側に抜けるというこのコースが何と!
幕末にあの吉田松陰が、後に新撰組に池田屋事件で襲撃されることになる宮部鼎三(みやべ・ていぞう)と一緒にその当時の北方の国防調査のために通った「みちのく松陰道」と呼ばれる道を通るコースも同時に体験出来るんです。
最初はのんきに
「あの有名な吉田松陰が通った道だから、きちんとした道なんだろうな~」
と簡単に見ていた私でしたが、コレがなかなか!
前日雨が降っていたので道がゲチャゲチャにぬかるんでいたし、
道幅は狭いしすぐそばは急斜面で下手するといつ滑落してもおかしくない。
以前、こりゃまたみっちょん氏と一緒に
標高475mの五所川原市の梵珠山という山に登った時ぐらいのレベルかなと本当に簡単に考えていたワケで。
そして高所恐怖症の私。
ビクビクしながらストック片手に進みましたとも!(笑)
実際に歩いてみて思いました。
「よくこんなトコを昔の日本人歩いたなぁ」と。
本当に道が狭すぎて、
わかりやすくいうと「綱渡りをしている」感じだったんです。
吉田松陰が実際に通った頃の季節は4月上旬頃とのこと。
まだこちらの地域も山には雪が残っている事を考えると
かなり大変な道のりだったんだろうなと思わずにはいられませんでした。
それで高所恐怖症の私、
ホント高いトコ嫌なのでこのブログを書こうと思って
いざ昨日撮影した写真を見てみると…
出発前の準備運動の様子と
森林鉄道の跡と思われる石垣と
まだ余裕がある平地での参加者の皆さんとの写真と
津軽森林鉄道の木橋の跡と
木橋跡上からと
ポイント跡と
長い年月の間で広がったと思われるレール跡と
算用師峠でのお昼
ちなみに私たちのお昼の様子
写ってない(笑)
…と、みっちょん氏しか写ってない有様(笑)
そして
三厩側についてトレッキングが「終わった~!」という写真(笑)
本当に余裕がなかった自分に驚きました(笑)
でもみっちょん氏はじめ周りの方が撮ってくれてましたヨ!
まだ余裕があった頃。
さあ出発!
まだまだ余裕があった頃。
みっちょん氏は、つけらっとタケノコget!
急な道行きます!
更に行きます!
森林鉄道発見!
算用師到着!
ココには吉田松陰の他に伊能忠敬も来たみたい!
お昼のお弁当を食べるみっちょん氏!
算用師峠は雲に覆われていて山頂に着いた頃には汗だくでしたが
お昼休憩を取ったあとには身体が冷える冷える(^_^;)
さあお昼も食べ終わって三厩側へ行くぞ!
…と思ったら三厩側到着~!
道中の写真があまり無いですが…(笑)
途中はもちろん青森ヒバの木が!
ヒバの木には殺菌作用があるのでヒバの木の足元には他の植物が生えてなくて枯れた葉っぱのみ!
当時、良質なヒバの木に育つには樹齢が300年ぐらい経ったものを選んで伐採し高値で取引されたそう。
でも根本がら切るのではなくある程度、人の身長くらいより上の部分を伐採。
それより下の部分は一般の人用に残しておいたんだそう。
その他沢山の高山植物がありました!
ちなみにこちらは「ニリンソウ」。
三厩に行った後そのまま皆で、なじみの芦野公園へ!
ココには津軽地方で現存する3台の森林鉄道の機関車のうちの1つがあります!
残りは中泊町総合文化センター「パルナス」内にある中泊博物館と
青森市の森林博物館に残っています!
ちなみに芦野公園の機関車は、森林鉄道が終わった後に近くの小学校に保存されていて、
その後復元する時に一番最初に塗られていた車体の色を完全に再現したんだそう!
少し濃い青っぽい色だったんだ~!
と、初めて知りました。
今回はモニターツアーでしたが
いずれきちんとツアーとして販売が開始されましたら皆さんもぜひ体験してみてくださいね!
詳しくは「かなぎ元気倶楽部」さんのホームページをご覧ください!
※詳細はこちら→http://www.kanagi-gc.net/okutsugaru_trail/index.html
…ということで今日のブログはたがめでした!