立佞武多面の書き割りッ!!
たなおです。
雪解けが凄まじい勢いで進み、もう津軽鉄道沿線は白の割合が3分の1程に。
ストーブ列車運行も残すところ2日!
今の時期いらっしゃるお客様は、今年雪が多かったと聞いていたけど・・・
本当にその通りで、大量の雪がこんなあっけなく消え去るとは…
しかし!雪景色ではない分、①岩木山が高確率で見られる ②餌を求めやってきた白鳥や鴨に鷺が見れる
③気温が高くなった為、列車内も暖かくなり(暑くなり)ストーブの前の席が高確率で空いている
こんなにイイ事もあるんです~
そしてそして春~夏~秋~とこれからまた新たな季節のはじまりです。
春、楽しみにしていた金木さくらまつりは今年も中止…
残念ですが、公園内の桜を静かに楽しみましょう。
気が早いですが五所川原最大のイベント、立佞武多こそ今年は開催されますように・・・☆彡
そんな立佞武多の面の書き割りが本日、立佞武多の館にて行われまして、
私たなお取材に行ってまいりました~ではではどうぞ。
今年は夏に向けた、新作大型立佞武多の作成についてはまだ未定とのことでしたが
今年1月、祭りに向けて中型立佞武多(高さ11メートル)の下絵が発表され、
題材は五月人形をイメージした「金太郎」!
立佞武多の館3階の制作所に入ると・・・
もうたくさんの報道関係の方々。
報道の方々をかきわけて、、、こちらが書き割りをする中型立佞武多「金太郎」!
1月下絵が発表され、すぐ骨組み作業、3月から色塗りを始めたそう。
さてさてお待ちかね、製作者の鶴谷さんが登場!
そして話す間もなく、さっそく書き割りスタート。
初めは筆入れは「口」。
静まり返り、シャッター音だけが響く会場でも動じない優しい手つきで
スラスラと筆を進めます。
続いて、「鼻」。
そして一番大事な「目」。
私の場合ですが(比べるものでもありませんが…)化粧の工程でも目のアイラインは
その日の顔の出来を左右する重要なポイント!
鶴谷さん、ここもスラスラと書き進めます。
「眉」も書くとまた違った表情。
まんまるな黒目、かわいい。
何だろう、一筆ごとに全然雰囲気が変わってくるのが見ていて楽しい。
そして完成!!
正面から改めて見ると、無邪気でかわいい金太郎!
だけど意志を持った力強い雰囲気もあって表現力に感動。
普段はすべて出来上がった完成の状態しかみることがないので、
ここまでくる過程をゆっくり見てどんな表情になるのかな~と想像しながら
見られるこの30分は本当にドキドキワクワクでした!
この後の制作作業としては、顔の色入れ、そして、鯉の色塗り、組立・・・と
工程があるそうです。
↓こちらが金太郎退治したという巨大な鯉の頭部分。
最後は、五所川原・佐々木市長と製作者・鶴谷さん、
中型立佞武多と記念撮影。
こんな貴重な現場に立ち会えてうれしい。
市長はインタビューで子どもたちの参加出来る、子どもたちの為の立佞武多にしたい
という思いで「金太郎」を題材にしているので、ぜひ親子でこの佞武多を引いて
五所川原市の将来の元気な姿につながる!
とお話されていました。
この世の中、様々な制限によって子供たちが元気に友達と遊べなかったり、
学校生活、イベントも失われている中で、ぜひ今年はコロナ禍でも感染対策をしながら
みんなが笑顔になれる形で立佞武多が開催されることを願います。
へばね~