ダス・ゲマイネ
たがめです。
今日は昨日までとは打って変わって雨が降ったり止んだりの津軽です。
ど~でも良い話ですが、この時間…いつもお腹がすき始めるワタクシ。
いつも10:00前に第1回目のワタクシの腹時計の『グ~ギュルル』という大合奏が始まります。
いつも鳴っているからかアテンダント皆誰1人として何も言ってきません(笑)
「慣れ」って怖いですね(笑)
さってさて。
今日の話題はコチラ。
さて、今日も少しだけでも太宰治の名作に触れてもらおうと、
「わんつかだけ・アテンダント劇場」をばっ!今回は…
『ダス・ゲマイネ』
恋をしたのだ。
そんなことは、全くはじめてであった。
それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、
相手が一分間でもためらったが最後、
たちまち私はきりきり舞いをはじめて、
疾風のごとく逃げ失せる。
(ちー子が手と足が一緒になっている事は内緒で(笑))
けれども、私は、そのころすべてにだらしなくなっていて、
ほとんど私の身にくっついてしまったかのようにも思われていたその賢明な、怪我の少ない身構えの法をさえ持ち堪えることができず、
謂わば手放しで、節度のない恋をした。
好きなのだから仕様がない
という嗄(しわが)れた呟きが、私の思想の全部であった。
二十五歳。私はいま生まれた。
生きている。
生き、切る。
私はほんとうだ。好きなのだから仕様がない。
…ということで、ちー子の名演技いかがでしたでしょうか?
「ダス・ゲマイネ」は最初は主人公・佐野次郎(本名ではない)が、色街の女性に恋をするところから始まりますが…
読み進めていくと、主人公ともう1人の登場人物・馬場さんと、それに加えて「太宰治」という名前の若い作家が出てきて『海賊』という題名の本を作ろうとするのですが、更にもう1人の登場人物である佐竹さんというイラストを描く方と「太宰治」が喧嘩をして本を作ることは無くなり…主人公の佐野次郎は最後に電車にはねられて死んでしまうというお話です。
機会があればぜひぜひ、新潮社の「走れメロス」の小説の中にお話しがありますので、読んでみてくださいませませ♪
…ということで今日のブログはたがめでした!