津軽三味線の構造
たがめです!
今日は夜中の3:30くらいから激しい雨音で目が覚めました。
こちらでもずーっと沢山の雨が降っていますが、
強い風は吹いていません。
だから、我らが津軽鉄道も今日も元気に走っています!
どうやらこちら津軽のある日本海側よりも太平洋側のほうが大変なようです。
スピードが速くなった台風が早く過ぎ去るのを今か今かと待っています。
さってさて。
昨日までの3連休、
こちらではわりと行楽のお客様でにぎわったイメージがありますが、
私も津軽鉄道に乗り、久しぶりに行ってきた場所が津軽三味線会館。
アテンダントに成り立ての頃から何度かお世話になっているわけですが
実はずっと疑問に思っていた事があって行ってきたわけですが…
改めて見ると実に面白い!
私の場合は音もそうですがルーツも気になるワケで。
(ちなみに津軽三味線のルーツ解明は弘前出身の大條和雄さんの『絃魂津軽三味線』という本が詳しいです)
津軽三味線の楽器のルーツをたどると本当の始まりは
エジプトで使われていたneferという楽器から様々な場所に流れ流れて
沖縄の三線や中国の三弦という楽器が元になり、
1558~70頃に三味線が入ってきたそうです。
その後長い現代に至るまでに
津軽三味線は私自身が習ったわけでもないですし
聴いたことがあるといっても数える程度で全く詳しいわけではないですが
普通の三味線の胴の部分に張る皮を犬の皮(現在は人工合皮が主流)に
胴の一の糸、二の糸、三の糸を弾く部分に「浮き」がある
一の糸、二の糸、三の糸に絹の糸を使い(三の糸は切れやすいので現在はテトロンが主流)
これまで細かった竿が太くなり
そして津軽三味線の伸びのある力強い音の源となっているのが裏側にあるアズマザワリがある
…といったような今の型になったことを考えると
いかに先人たちが津軽三味線の音を追及するに魅了されたのかとちょっと興奮します!
あくまでもこれは私が音を聴いて感じたイメージですが
義太夫三味線は低くボンボンとした音色
三線はハープまでいかないが、高い音がチラチラ鳴るような弾いて伸びがない音色
津軽三味線は音が三線よりは高くなくても、その音そのものに伸びがあり力強い
各楽器の音を聴いて、目をつぶるとその場所のイメージが浮かんできますよね。
機会がありましたら津軽三味線をまた生で聴いて見たい~!
…ということで今日のブログは、たがめでした。