りんごのテマヒマ 【ブログ】
こんにちは!
おゆきです。
今週の津軽はただただ暑~い日が続き、初夏じゃなく真夏日のような毎日。
でも、来週はくもりの日が多く気温が下がりそうです。
暑かろうが、涼しかろうが関係ないのが畑作業。
先月末、ふとりんご畑に目が留まりました。
何をやっているのだろう?
気になったおゆきは思わず声を掛けてしまいました。
「こんにちは!すみませ~ん、何をしているのですか?」
「実すぐりだ」
実すぐり???
お恥ずかしい話ですが、津軽にいながらりんご作りのことをよくわかってなかったおゆき。
いろいろ話を聞くことにしました。
ということで、今日は「実すぐり」についてです。
実すぐりとは・・
摘果(てきか)とも呼ばれ、
りんご作りに欠かせない作業の一つです。
春、りんごの花が散る頃から6月末頃まで行われます。
りんごの白い花が咲き終わると、このような実ができます。
一株に大体5つの花(実)ができるそうです。
その中心花の実(一番大きな実)だけを残して後はカットします。
この作業をひたすら行うのが「実すぐり」です。
では、なぜ実すぐりが必要なのか?
それは・・
①おいしいりんごを作るため
②たくさんなる実がぶつかって傷つかないため
実すぐりをしながら、残した中心花の実に光があたるように実にあたっている葉も同時にカットしていくそうです。
後、お日様に実がちゃんと当たるように角度を直してあげたり・・
そして今回取材にご協力してくださったI夫妻の畑は60~70アール!
広いりんご畑を毎日コツコツご夫妻で「実すぐり」していくとのこと。
ほ~!これは大変な作業!
と感心していたところ、なんだ?あの青いビニールがかぶっているものは?
なんと!
ビニールに覆われていたものは、蜂!!
平静を装いながら、ビビッていると・・
ご主人から「マメコバチで人は刺さないから大丈夫だよ」と言われました。
なんでもこのマメコバチはりんごの受粉をしてくれる、大事なりんご作業員でした。
りんごの実ができたのもこのマメコバチのおかげというわけです。
そして、せっかくなので・・
実すぐり体験♡
りんごは手間がかかるとは聞いていましたが・・
これをひたすら黙々と続けるのはなかなか根気のいる作業です。
はしごを使ってひとつひとつ・・
頭がさがる思いでした。
なにげなく食べていたりんごも、こんな作業があってこそおいしかったのです。
こんなにかわいがって育てて出荷されるりんご達。
今度口にするときはよく味わって食べよう!と誓うおゆきでした。
I夫妻、おいしいりんごを作るため「実すぐり」頑張ってくださいね!
今回はご協力ありがとうございました。
せばね(^_^)/