ラストエンペラーの侍従長は板柳町出身!生家は宿泊&見学可能
こんにちは、ちえっちーです。
毎年ストーブ列車のシーズン終了後の数日、乗務のお休みを頂いて
研修に出かけるアテンダントですが、今年も行って来ました。
今日はそのうちの一か所、板柳町の「皇帝の森」のレポートをお送りします。
こちらに訪れる少し前に、ご存知「世界の坂本龍一」さんが惜しまれながら
お亡くなりになりました。
私も前からずっと欲しかった坂本龍一さんと大貫妙子さんが二人で
お出しになったアルバムを最近とうとう手に入れ聴いているところでしたので、
とても残念でなりません。
坂本さんの名前の前に「世界の」がつくのは、世界中で活躍しているからなわけですが、
そのお仕事の一つに映画「ラストエンペラー」の音楽担当があります。
ラストエンペラーは満州国の皇帝、溥儀(ふぎ)のお話です。
この溥儀の侍衛長(現在の侍従長)としてすぐおそばで使えたのが
この「皇帝の森」が生家である工藤忠(ちゅう)さんです。
本名は幼名が鉄三郎、のちに溥儀から賜った「忠」という名前に改名。
溥儀からは身内としてあつかわれ、感激した忠は感激の涙を流し
永遠の忠誠を誓ったのだそうです。
室内には沢山の自筆の書や
天皇から頂いた金平糖入れ
愛用の眼鏡
皇帝・溥儀との仲の良い写真が飾られています。
実際に着用したものも展示!
工藤忠さんはがっしりした大柄の体形だったようですし、
溥儀はとっても小顔で、今でいうモデル体型だったのですね。
若い頃にも色々凄いことをやった方です。
中学卒業の年には韓国~満州~北京まで50日間の無銭旅行をしたり
24歳の頃には間宮海峡を単身で渡りシベリア大陸へ。
零下40度を歩いて渡って、ロシア兵に捕まり投獄されたりした、
ワイルドでアクティブな方です!
詳しい解説もして頂けます!
そしてなんとこちら、泊まることも出来るのです!
一泊
素泊まり 4,500円
朝食付き 5,500円
朝夕食付 7,500円
近くには絶景の岩木山や岩木川、りんご畑もあるので
早朝の澄んだ空気の中での散策は本当におススメです。
食堂には画家さんが書いた板柳の街並みや、ここ、皇帝の森の絵も展示しています。
宿泊した方は展示物が無料でご覧頂けます。
それではこちらの詳しい情報をお伝えします。
🌲工藤忠閣下生家「皇帝の森」🌲
住所:青森県北津軽郡板柳町大字小畑字柳川86番地
宿泊申込・お問い合わせ先電話:0172-73-3725
入場料: 18歳以上 300円
営業時間:午前10:00~午後5:00
休業日:毎週月曜、第4土曜・日曜、祝祭日、年末年始
※肉声テープを聴きたい方は予約が必要です。
★10名以上の見学の方は要予約。
~ドリンクメニュー~
コーヒー 400円 紅茶 350円 アイスコーヒー 450円
アイスティー 450円 アイスティー400円 オレンジジュース300円
この研修からの帰宅翌日、良く見ているお気に入りの番組、
NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」を見ましたら、
なんと「満州帝国 実験国家の夢と幻」という回が放送されていて、
溥儀のすぐ隣に先ほどご紹介した写真にある式典用の洋装で映っている
工藤忠さんを見たときには声を上げてしまいました。
皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。